シマフクロウのかみさまがうたったはなし

おはなし の かいせつ

イランカラテ!(こんにちは!) この絵本(えほん)は、カムイユカ(しんよう)といわれる、 アイヌの人ひとたちの おはなしを もとにしたよ。 たべものに なってくれる どうぶつたちと、 どんなふうに くらしたらいいの? って、かんがえてみてね。

クトシントコ

ウルシという木(き)からでる汁(しる)をぬって、つやつやにした木(き)の いれものだよ。これで お酒(さけ)をつくったり、だいじなものをしまったりもできるんだって。 ずうっとむかし日本(にほん)の人ひとたちと、サケやクマの毛皮(けがわ)と とりかえっこして手(て)に入(い)れてたんだ。 フタを下(した)において、手(て)で たたきながら歌(うた)うよ。

イナウ

かみさまにあげると、とてもよろこぶよ。 かみさまはイナウをつくることができないんだ。 いろんな木(き)を けずってつくるよ。 天(てん)の国(くに)に もっていくと、しろい木(き)のイナウは銀(ぎん)に、きいろい木(き)のイナウは金(きん)になるんだ。 ほかにも言葉(ことば)をつたえたり、わるいものを ちかづけないために、つかうこともあるよ。

原文では「Pashkur =カラス」としか書かれていませんが、鳴き声等から この絵本ではハシボソガラスで表現しています。
<写真提供>一般財団法人アイヌ民族博物館(クトシントコ写真)
<参考文献> 「アイヌ神謡集」知里幸恵編訳 岩波文庫